こんにちは、「ナチュラルヘルスカフェ」へようこそ。
保育園で排便のことを伝えられると、つい「食事が悪かったかな」「何か足りなかったかな」と自分を振り返ってしまうことがあります。
でも、子どもの便は、食べものや水分だけで決まるものではありません。
小児科や発達の分野では、子どもの排便は、リラックスしているか、緊張しているかといった体のコンディションの影響を受けやすいことが、よく知られています。
特に、2〜5歳ごろは、自分の気持ちをうまく言葉にできない時期です。そのため、環境の変化や緊張が、便の出にくさとして表れることもあります。
だからこそ、すぐに「対策」を考える前に、家庭での様子を落ち着いて見直してみることが
助けになる場合があります。
保育園が伝えているのは診断ではなく「排便の様子の共有」

保育園の先生が伝えてくれるのは、医療的な診断ではなく、園で見えた「排便の様子の共有」です。
「便秘ですね」と断定されることはほとんどなく、
- 「間隔が空いています」
- 「少し硬そうでした」
といった、やわらかい表現になることが多いのは、そのためです。
それを聞いた親の側が、「家で何か足りなかったのかな」と受け取りすぎてしまうこともありますが、必ずしも急いで対応が必要という意味ではありません。
保育園の先生にはどう返せばいい?排便について伝えられたときの考え方

ここで、少しだけ気持ちが楽になる話を。
園から排便のことを伝えられると、
- 「次は何て報告したらいいんだろう」
- 「ちゃんと対応しているって思われるかな」
そんなプレッシャーを感じてしまうことがあります。
でも、園とのやりとりに模範解答はありません。
「家でも様子を見てみますね、ありがとうございます」
その一言で、十分です。
もし家でうんちが出た日があったら、「昨日、家では出ました!」と、明るく伝えても大丈夫。
園と家庭は、それぞれの場所で子どもを見守っています。
少し肩の力を抜いて受け取ってみてください。
家庭でできる便秘の見守り方|まず見直したい3つの視点
ここからは、「何をすればいいか」を決める前に、少し立ち止まって見てほしいポイントを、3つお伝えします。
出ていない日数より、子どもの体調や様子を先に見る
子どもの便は、生活の影響を受けやすく、日によって出方が変わりやすいものです。
気温の変化、睡眠、緊張、生活リズム。
ほんの小さなことで、出方が変わります。
だから、回数だけを見るより、まずはこの点を確認してみてください。
- 食欲はあるか
- 元気に遊べているか
- お腹を触って嫌がらないか
- トイレを極端に怖がっていないか
- 眠れているか
元気で、いつも通りなら、焦らなくて大丈夫。
- 痛がる
- 食べられない
- 吐く
などの様子があれば、家庭で抱え込まず、医療機関に相談してください。
※もし、「もう少し具体的な生活の整え方も知っておきたい」と感じた方は、以前まとめたこちらの記事も参考になるかもしれません。
便秘対策で何かを足す前に、生活環境の負担を見直す
便秘というと、「何を食べさせよう」「何を足そう」と考えがちですが、子どもの場合は、
足す前に、負担がかかっていないかを見ることが助けになることもあります。
- 朝や夜が慌ただしすぎないか
- 冷えやすい状態が続いていないか
- おやつや飲み物で食事のリズムが崩れていないか
- トイレの時間がプレッシャーになっていないか
腸は、安心できる環境で動きやすくなります。完璧を目指さず、「少しゆるめる」くらいでちょうどいいのです。
トイレを嫌がる原因に|出すことを急がない便秘との向き合い方
硬い便で痛い思いをすると、子どもはそれを覚えています。
すると、行きたい気持ちがあっても我慢してしまう。我慢が続くと、さらに硬くなる。
この流れを断ち切るために、家庭でできるいちばん大切なことは、
出すことを急がないこと。
- 行けなくても責めない
- 出たら喜ぶ
- 出なくても話題にしすぎない
どれも、「出す」より「安心する」ことを大切にする関わり方です。
トイレが「安心できる場所」に戻ると、便が出やすい状態が、少しずつ整っていきます。
「私のせい?」と感じてしまう親御さんへ|子どもの便秘と心の関係

園から排便のことを伝えられると、
- 「食事が悪かったかな」
- 「水分が足りなかったかな」
と、自分を責めてしまうことがあります。
でも、どうか忘れないでください。
便秘は、親の努力不足で起きるものではありません。
子どもの体は、おむつからトイレへ移る時期や、進級、新しいお友達との関係など、成長の節目で無意識に緊張します。
それが、お腹に現れることもあります。
それは、外の世界で一生懸命がんばっている証でもあります。
まとめ|保育園で便秘の話をされたとき、家庭でできる一番大切なこと
保育園で排便のことを伝えられるのは、珍しいことではありません。
でも、言われた親のほうが、心が揺れやすかったりします。
だからこそ、
- 園の言葉は「診断」ではなく「共有」
- すぐに何かを足さなくていい
- 生活のリズムと安心感を見直す
- トイレは急がせない
家庭は、戻ってきてほっとできる場所であっていいのです。
焦らないケアは、遠回りに見えて、いちばん確かな近道になることがあります。
もし、この記事を読んだ今日、何か一つだけやるとしたら、「出た・出ない」を気にするより、
お迎えのあとに
「今日も一日がんばったね」
と声をかけてあげてください。
それだけで、今日は十分です。


