こんにちは、「ナチュラルヘルスカフェ」へようこそ。
忙しい毎日のなかで、朝のコーヒーを淹れる時間が「なんとなく心を整えてくれる」と感じたことはありませんか?
実は、豆を挽いてドリップするというひと手間には、香りや味わいだけでなく、気持ちを切り替える効果もあるとされ、五感を使うその時間は“マインドフルネス”にもつながると考えられています。
今回は、私自身の実感も交えながら、「ドリップコーヒーが心に与える影響」についてご紹介していきます。
ドリップの時間が“今”に集中させてくれる理由
豆を挽く、湯を沸かす、ゆっくりと注ぐ。
この一連の作業は、頭の中でいろいろ考えていた思考をいったん手放し、目の前の所作に意識を集中させる時間です。
朝の静かな時間に豆を挽いていると、段々と余計な考えが薄れて、気持ちが整ってくる感覚があります。
心理学の研究でも、「単純作業×香り」は心を落ち着かせる効果があるとされ、ドリップの過程がちょうどその条件に合っているともいえるでしょう。
香りがスイッチになる|気持ちの切り替え効果
コーヒーの香りには、脳をリラックスさせたり、集中力を高めたりする働きがあるともいわれています。
特にドリップ中に立ちのぼる香りは、五感を通して「これから一息つこう」という気持ちを自然と引き出してくれます。
私自身も、朝に香りを感じることで「今日はこれから忙しくなるけど、大丈夫」と思えるような安心感を持てるようになりました。
この香りを浴びる時間が、ただ飲むだけでは得られない、深い落ち着きをもたらしてくれるのです。

ドリップコーヒーの習慣が、心のリズムを整える
毎朝コーヒーを淹れることを続けていると、自然と生活にリズムが生まれます。
「朝はまず豆を挽く」
それが一日の始まりの合図になり、気持ちがスムーズに“ON”に切り替わります。
たとえば、朝に豆を挽く音や、お湯を注ぐ手の動きに意識を向けていると、自然と「呼吸を整えるような感覚」が生まれてきます。
音、香り、注ぐ動作——五感を通して静かに気持ちを切り替える時間にもなります。
こうした習慣があることで、忙しい日でも“いつも通り”を取り戻せる安心感があり、暮らしに一定のリズムをもたらしてくれます。
コーヒーを通じて、自分にやさしくなる
私は毎朝、コーヒーを入れることで、今日は忙しくても「この一杯の時間だけは自分にあげよう」と思うようにしています。
手間のかかる方法だけれど、その手間があるからこそ「自分のために用意した」感じがあって、自然と心が整っていきます。
ゆっくり注ぐお湯の流れを見ながら、鼻をくすぐる香りを感じる。
そんな数分が、1日の中の静かな支えになってくれる、そんな感覚が、確かにあるのです。
挽き目を変えて味を調整する楽しさ
コーヒーの味わいは、豆の種類や焙煎度だけでなく、「挽き目」によっても大きく変わります。私自身、毎朝の気分によって、少し細かく挽いたり、逆に粗く挽いたりと調整を楽しんでいます。
挽き目が変わると、お湯の抜け方や抽出時間が変化し、同じ豆でもまったく違った味になるから面白いです。
- 細挽き:苦味や濃さが出やすく、キリッとした味に
- 中挽き:酸味・苦味のバランスがよく、香りが広がる
- 粗挽き:抽出が早く、軽くてやさしい味わいに
自分の好みに合わせて「今日はどんな味にしよう」と考える——そんな小さな選択が、コーヒー時間をより豊かなものにしてくれます。
まとめ|心の整い方が、暮らしのリズムをつくる
ドリップコーヒーは、豆を選び、挽いて、淹れるその一連の流れに、思った以上に“整える力”が秘められているのだと思います。
忙しない朝だからこそ、ほんの数分でも「自分の手で淹れる」ことで、気持ちが切り替わり、今日という1日を穏やかにスタートできる。
五感で味わう一杯は、日々の暮らしを静かに支えてくれる大切な存在です。
まずは週末の朝だけでも、自分で豆を挽いてみるところから始めてみませんか?その一杯が、ゆっくりと気持ちを整えてくれるかもしれません。
あとがき|私にとっての“朝のコーヒー”
私は、朝にコーヒーを淹れるために、ほんの少しだけ早起きするようになりました。
手動のミルで豆を挽く音、香り、細口のポットでゆっくり注ぐ時間。
それらが、1日のはじまりに“ほっと息をつく時間”をつくってくれる。思考がクリアになり、気持ちが静かに整っていく——そんな感覚があります。
コーヒーが心を整えてくれる。
そんな実感は、日々の中に自然と根付いてきたものだと思っています。
これからも、その時間を大切にしたいと感じています。
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